Industrial/EBM/Electro/Dark-Electro/Electro-Goth/Industrial-Metal/Industrial-Rock/Future-pop/Synth-Pop/Trip-Hopといった世界中のアングラ・マニアックなサウンドをご紹介する暗黒日記でございます。
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2020.09.06 Sunday
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Grendel「Age of the Disposable Body」
JD TuckerによるDark-Electro界の旗手Grendelが、超待望の最新アルバム「Age of the Disposable Body」 をInfacted Recordingsよりリリース★
常に先鋭的でモダンなエレクトロ・サウンドでDark-Electro界を牽引してきたGrendel。
前作「Timewave Zero」で、若干、サウンド面でのシフト・チェンジを匂わせる作風が、最新作「Age of the Disposable Body」 にて、実像として浮かび上がってくる。
サウンド的には、かつてのダーク・トランシーなリード・シンセをビシビシ迸る攻撃的なDark-Electroサウンドというよりは、リズミックなリズム隊が際立つEBMテイストのサウンド・トラックが目立ち、加えて、キャッチーでメロディアスさが際立つ。
JD Tuckerのボーカルも、バイオレンスなDistorted Voicesスタイルではなく、エモーショナルなClean Voicesで勝負!!!
ここまでの内容で、かつてのGrendel像を期待するファンならば、賛否両論が起きそうだが、その完成度の高さ故に、個人的には、激プッシュしたい作品である。
The.Invalidをフィーチャリングした「Far Away」は、もう完全にFuture-Pop/Synth-Popサウンドとして成立し、これがまたカッコイイ。
また、「AOTDB」の郷愁感を誘うメランコリックなメロディも秀逸。
モダンなエレクトロ・サウンドで完全武装した「Dead Inside」では、完全にOld School EBM然とした肉感的なボディ・ビートが血湧き肉踊らんばかりに心地良い。
ラストを飾るインスト・ナンバー「Zero Hour」の幻想的な美しいサウンドに感動すら禁じ得ない。
新生Grendelが放つ衝撃作「Age of the Disposable Body」 ★
X-Marks The PedwalkやEvils Toyなど、Dark-Electro路線から脱却し、より洗練されたキャッチーでポップな方向性へ進み、大成功を収めた先人たちを思い起こさせる。
是非、先入観なしに一つの作品として聴いて欲しい作品だ。
2017年ベスト・アルバム決定の傑作とも言っておこう。
JD Tucker - Vocals, synths, programming, sampling

 

試聴はこちらで。

https://infactedrecordings.bandcamp.com/album/age-of-the-disposable-body-regular

 

 

Grendel「Age of the Disposable Body」
★★★★★(★・・・5点満点)

 

01. Magnum Opus (intro)
02. Severed Nations(My Favourite Song!
03. Hex It
04. Fall Like Rome
05. Flux
06. Far Away (feat. The.Invalid)
07. AOTDB
08. Scorn
09. Dead Inside
10. Zero Hour

2017.10.31 Tuesday 03:06
EBM/Synth-Pop comments(0)
Alkemic Generator「Distorted Ways Of Love」
Italian EBMユニットAlkemic Generatorが、待望の最新作「Distorted Ways Of Love」 をリリース★
実力派ボーカリストSanja Aveic嬢の圧巻とも言えるオペラティックなボーカルを前面に押し出し、EBMサウンドを軸に、Synth-Popテイストのメロの良さが際立つサウンドに好感度ビンビンだ。
ギター・サウンドをアクセントに使い、Industrial-Rockなエレメントを随所に散りばめ、ライブ感を感じさせるサウンド・メイクだ。
全体的にエレクトロ・サウンドによるサウンド・ストラクチャーだが、ギター・サウンドや生音に近いドラム隊の音を聴く限り、ダイナミックなバンド感を感じずにはいられない。
これは、要チェックの一作だ!!!

 

Sanja Aveic - Vocals & songwriter
Kinky - Guitars & programming
Leo C. - Keyboards & programming

 

試聴はこちらで。

https://alkemicgenerator1.bandcamp.com/releases

 

 

Alkemic Generator「Distorted Ways Of Love」
★★★★☆(★・・・5点満点)

 

01.  Distorted Ways of Love  (4:19)
02.  Angel of Snow  (5:03) (My Favourite Song!
03.  Beyond Life  (4:44)
04.  Stay with Me  (5:00)
05.  Ascension of a Sinner  (4:50)
06.  Indispensable  (4:37)
07.  Nothing to Deny  (4:18)
08.  Not Allowed  (4:27)
09.  Indipendence  (5:25)
10.  True Sight  (5:00)

2017.10.31 Tuesday 02:12
EBM/Synth-Pop comments(0)
Electro Synthetic Rebellion「Machines Of Destruction」

 

1997年より、Vinceによるソロ・プロジェクトとしてスタートしたFrench EBM/Electro-IndustrialユニットElectro Synthetic Rebellion。
前作「Time Of Fear」より、約4年ぶりとなる最新アルバム「Machines Of Destruction」 をリリース★
Electro Synthetic Rebellionサウンドと言えば、メタル・パーカッシブなリズム隊、タフでハードなElectric Body Beats、うねりを持つ極太のベース・ライン、そこはかとないキャッチーなメロディ・ラインに、VinceのHarsh Voices。
感情の温もりなど一切感じさせない、マシーナリー且つクールなEBM/Electro-Industrialサウンドを軸に展開される。
最新アルバム「Machines Of Destruction」 でも、その路線は踏襲され、過去の作品にも感じる事の出来るDark-Electro系サウンドのテイストが随所に顔を覗かせる。
KlinikやFront Line Assembly、Skinny Puppyといった80年代から90年代にかけてのEBM/Electro-Industrialに影響を受けており、そのインスパイアぶりが如実に感じられる作風も健在だ。
個人的には、「Freedom Above All」がお気に入りのトラックだ。
不穏なPad音、メタル・パーカシッブなリズム隊の応酬、90年代EBM/Electro-Industrialテイストの不気味なトラックだ。
全てのEBM/Electro-Industrialファンに捧げる強烈な一枚!!!
 

試聴はこちらで。

https://electrosyntheticrebellion.bandcamp.com/album/machines-of-destruction

 

 

Electro Synthetic Rebellion「Machines Of Destruction」
★★★★☆(★・・・5点満点)

 

01. Machines Of Destruction 5:25
02. New Poison 4:51
03. Possession 5:48
04. Dreams Away 5:54
05. I See 5:29
06. Toxic Vapor 6:01
07. Burnt Out 6:33
08. In Your Eyes 5:37
09. Freedom Above All 5:06(My Favourite Song!)
10. Signs Of Extinction 6:33

2017.10.30 Monday 10:28
Electro-Industrial/EBM comments(0)
Encephalon「We Only Love You When You're Dead」

2011年 The Transhuman Condition(Artoffact Records)
2015年 Psychogenesis(Dependent Records)

 

Artoffact Recordsより、最新アルバム「We Only Love You When You're Dead」 をリリースしたCanadian EBM/Electro-IndustrialユニットEncephalon★
Alis Alias、Matt Gifford、Sam Mainerによる三人組ユニットだ。
その音楽性は、まさしくジャンルレス。
ベースは、EBM/Electro-Industrialサウンド。
しかし、 Symphonic-Metal/Cyber-Punkといったテイストを濃密に練り込み、ダイナミック且つエキサイティングなエレクトロ・サウンドを堪能出来るだろう。
フェイバリット・トラックに推薦する「Never Bleed」は、モダンなエレクトロ・サウンドが際立つ近未来型EBM/Electro-Industrialサウンド。
女性ボーカル・メインに押し出したCyber-Punkな「Naraka」もエロティックな歌声とグルーヴ感が魅力的。
タイトル・トラック「We Only Love You When You're Dead」は、不穏なオーケストレーションが迫りくるNecro FacilityやDead When I Found Herらと同様のSkinny PuppyテイストのElectro-Industrial/Horror-Electroサウンド。
EDM/Dubstepなフレーバーを感じさせるダンサブルなアップ・チューン「Lunacy」。
Ambientテイストの幻想的なトラック「Limb From Limb (Reprise)」の美しさに、つい聴き入ってしまうだろう。
ラストを飾るカオティックなElectro-Industrialサウンドに、リスナーは一気に絶望感の坩堝へ急速フリー・フォール。
まさにジャンルレスなエレクトロ・サウンドの解放区だ。
要・要チェック!!!!

 

試聴はこちらで。

https://encephalon.bandcamp.com/album/we-only-love-you-when-youre-dead

 

 

Encephalon「We Only Love You When You're Dead」
★★★★☆(★・・・5点満点)

 

1. Limb From Limb
2. The Calvin Klein Of Slime
3. Never Bleed(My Favourite Song!
4. Naraka
5. We Only Love You When You're Dead
6. Lunacy
7. In Plague
8. A Debt Of Flesh
9. Limb From Limb (Reprise)
10. What Part Of Me Dies

2017.10.25 Wednesday 10:34
Electro-Industrial/EBM comments(0)
OMNIMAR「Poison」

 

それは、あまりにも妖しく、甘美な毒。
モスクワ発、Electro-Goth/Synth-PopユニットOMNIMARが、最新アルバム「Poison」 をdarkTunes Music Groupよりリリース★
全体的に、90年代初頭のTranceサウンドやキャッチーでメロディアスなSynth-Popサウンドをベースに、Electro-Goth/Darkwave系のGothtronicなフレーバーを効かせたエレクトロ・サウンドを展開。
ダンスフロア激ウケ必至のディスコティックなトラック「I Go On on My Own」、Maria Mar嬢のエモーショナルな歌声が際立つElectro-Gothトラック「Out of My Life」や「I Wanna Know Now」など、序盤からキラー・チューンとも言うべきトラックで攻め立てる。
また、Big Beat感のある「Boom Boom」のエロティック・ダンスチューンにもうメロメロだ。
90年代Synt-Popテイストの「Jimmy」も中毒性のある一曲。
そして、「Sadizm」では、ガチガチのFuture-Popサウンドでアグレッシブさを演出。
シリアスなバラード・トラック「Happy Ending」のMaria Mar嬢の歌声が実にムーディーでエモーショナルで印象深い。
なんと、エクセレントな作品なのだ!!!
これぞ、極上のGothic Discoサウンドの登場だ!!!!!!

 

試聴はこちらで。

https://omnimar.bandcamp.com/album/poison

 

 

OMNIMAR「Poison」
★★★★★(★・・・5点満点)
01. Poison (1:40)
02. I Go On on My Own (4:06)(My Favourite Song!
03. Out of My Life (5:55)
04. I Wanna Know Now (4:15)
05. Boom Boom (3:25)
06. 40 Steps (4:45)
07. Jimmy (3:25)
08. Sadizm (English Version) (3:39)
09. Happy Ending (4:12)
10. Hungry (3:19)
11. Release Me (3:54)

2017.10.24 Tuesday 12:06
Electro-Goth/Synth-Pop comments(0)
Cindergarden「Architectures of the Becoming (Double Disc) 」

 

Jaymie Valentine嬢によるソロ・プロジェクトCindergarden。
満を持しての2枚組最新アルバム「Architectures of the Becoming 」 をリリース★
彼女のホームページを伺うと、ハッシュタグ付きで様々な音楽ジャンルが掲載されている。見たことのあるものから、自身の音楽性を形容する造語と思しきものまで種々様々だ。
その中でも、"CrystalGoth"、"EtherealIndustrial"という形容がピッタリと来た。
セルフ・プロデュース力に長けたJaymie Valentine嬢。
作詞・作曲は無論のこと、レコーディングから、プロデュースまで、全て彼女ひとりで行い、常にハイ・クオリティな作品を提供してきた。
初期Gothic/Darkwaveな匂いを漂わせつつ、Ambient/Ethereal/Electro-Goth/Experimental/Witch House/Darkwave/Industrial/Trip-Hop/IDM/Synth-Popといった多くのミュージック・エレメントを錬成させた魔性のマジカル・サウンドが広がる。
全体的に、美しいピアノの旋律と、幻想的なPad音、そして、Jaymie Valentine嬢の美麗な歌声が空間的な広がりを見せ、そこへ様々なミュージック・エレメントが顔を覗かせる。
エレガント且つクーリッシュなエレクトロ・サウンドをバックに、透明感のあるエンジェリック・ボイスから、不気味な魔女を想起させる沈鬱なメランコリック・ボイスまで、千変万化の歌姫としての存在感も際立っている。
Industrialという小宇宙の中で、一際、神秘的な輝きを放つCindergardenという名の光星。
個人的には、Synth-Pop的な側面を持つ「The Light Keeps Calling」のキャッチーさが好み。
また、Glitch Noiseを塗したIndustrial/IDMテイストの「Poseidon Horizon」もイイ。
そして、「Transcendentala」あたりでは、Cindergarden版Industrial/Noise Musicともいうべき作風に仕上がっており、その音楽性のふり幅の広さに一驚喫してしまう。
一曲たりとも聴き逃す事の出来ぬ珠玉の名曲揃いの大作「Architectures of the Becoming 」 ★
要・要・要チェック!!!!!!

 

試聴はこちらで。

https://lookingglassrecords.bandcamp.com/album/architectures-of-the-becoming-double-disc

 

 

Cindergarden「Architectures of the Becoming (Double Disc) 」
★★★★★(★・・・5点満点)

 

01. Arctic Sunset 03:47
02. The Light Keeps Calling 03:13(My Favourite Song!
03. Poseidon Horizon 03:00
04. Darkness Blossoms 04:17
05. Milky Way 9 04:48
06. Angel Aura (feat. Sascha Mario Klein) 05:52
07. Little Satan Star 04:09
08. Lava Flows 03:41
09. Prism Dove 04:22
10. Transcendentala 04:43
11. Alone In Your Stardust 04:04
12. Blissed Kissed 03:37
13. Divine Horses 05:00
14. Big Bang Baby 03:46
15. Contact 04:28
16. Pinnacles 03:45
17. Dreamzone 04:25
18. Pink Afterstorm 04:11
19. Shadow and Moths 04:12
20. Beckoning 04:51

2017.10.18 Wednesday 10:04
IDM/Trip-Hop comments(0)
FIX8:SED8「FOREN6」
"死"と"恐怖"を合わせた造語である"Necrophobia"。
FIX8:SED8の最新アルバム「FOREN6」 を聴き終えた後に、脳裏に浮かんだキーワードだ。
Martin Saneによるソロ・ユニットFIX8:SED8だが、Skinny Puppy、VAC、Gridlockあたりに影響を受けたそのサウンド・メイクは、不気味なる闇と、清廉なる幻想性が共存するDark-Electro/Horror-Electroサウンドだ。
空間的な広がりを感じさせるスペーシーなシンセ・サウンドと、不気味に脈動するベース・ライン、じわりじわり攻め入るmid-tempoのビート、そして、Martin Saneの陰鬱な歌声。
得体の知れぬ恐怖が滲み出るダーク・アトモフェリックな音像。
脳裏に広がるモノトーンの色彩と、"くるくる"と螺旋する死的ワード。
まさにSkinny Puppy路線を踏襲する、卓抜した音による恐怖演出は、実にオドロオドロしい。
Necro Facility、Dead When I Found Her好きには、必聴のレコメンド盤だ。
Discography:
Humanophobia (2006)
Dormicum (2009)

 

試聴はこちらで。

https://fix8sed8-de.bandcamp.com/album/foren6

 

 

FIX8:SED8「FOREN6」
★★★★★(★・・・5点満点)

 

01. My Mistress 04:51
02. Baptism Of Fire 04:00(My Favourite Song!)  
03. Flatline Friend 05:36
04. Permanent Memory Loss 04:06
05. Section Room 04:45
06. Lynch 06:01
07. X-Shaped Scratch Mark 05:15
08. High Velocity Spatter 06:06
09. Puritan 04:48
10. Ligamentum 03:50
11. Hermaphrodite 05:41
12. Eyesaw 05:11
13. Low Velocity Spatter 05:49
14. Force Of Inertia 05:19
15. Burnt Pattern Analysis 05:00

2017.10.16 Monday 10:46
Dark-Electro/Horror-Electro comments(0)
PreEmptive Strike 0.1「Through The Astral Cold」

 

ギリシャのDark-ElectroウォリアーPreEmptive Strike 0.1が、最新アルバム「Through The Astral Cold」をリリース★
通算6枚目となる本作。
前作「Eternal Masters」にて、ゴリゴリのIndustrial-Metal路線へのシフト・チェンジを画策したPreEmptive Strike 0.1だが、最新作「Through The Astral Cold」では、Industrial-Metal風情のギター・サウンドは完全に封印し、PreEmptive Strike 0.1節とも言えるレーザー・シャープなリード・シンセが迸る快作として顕現する。
その最たる「Killing Protocols」や「More Than Flesh」のインパクトに激しく眩み、 Alfa Matrix所属のDark-Electroユニット Schwarzblutをフィーチャリングした「Phantom」では、その高揚感のあるオーケストレーションが物語る勇猛さに胸が熱くなる。
矢継ぎ早に放たれるHarsh EBM/Dark-Electro系キラー・チューンの連続技に、ノック・アウト寸前だ。
猛々しいギリシャの戦士が解き放つ最新作「Through The Astral Cold」 、要チェック!!!!!

 

試聴はこちらで。

http://preemptivestrike01.bandcamp.com/album/through-the-astral-cold

 

 

PreEmptive Strike 0.1「Through The Astral Cold」
★★★★★(★・・・5点満点)

 

01. (A)llied (M)astercomputer 01:18
02. Killing Protocols 05:26(My Favourite Song!)  
03. Phantom (feat. SCHWARZBLUT) 05:02
04. Pyrrhic Victory 04:29
05. The Astral Cold 04:21
06. More Than Flesh 05:50
07. Once They Came 04:23
08. Harbinger 05:59
09. Stasis Capsules 03:48

2017.10.12 Thursday 10:31
Dark-Electro/Harsh EBM comments(0)




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