Industrial/EBM/Electro/Dark-Electro/Electro-Goth/Industrial-Metal/Industrial-Rock/Future-pop/Synth-Pop/Trip-Hopといった世界中のアングラ・マニアックなサウンドをご紹介する暗黒日記でございます。
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2020.09.06 Sunday
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The-Pulsar「Transformation of the Flight」



前作「Never」より約4年振りとなる最新アルバム「Transformation of the Flight」をAdvoxya RecordsよりリリースしたRussian EBMユニットThe-Pulsar
ロシア版Front242という異名を持つThe-Pulsarだが、最新作「Transformation of the Flight」で展開されるサウンドは、今迄のThe-Pulsarサウンドとは少々異なるようだ。
前作「Never」は、ソリッドなEBMサウンドをベースに、IDM/Electronicaのエレメントを隠し味として巧妙に配したグルービーな作品だった。
しかし、最新作「Transformation of the Flight」では、隠し味として使用されていたIDM/Electronica/Technoなテイストが濃厚になり、より緻密に、より繊細に、よりスタイリッシュでクーリッシュなEBM/Electroサウンドに昇華されているのだ。
スペーシーな広がりを感じさせるPad音や、アタック感の強いタイトなリズム隊とグルーヴ感、モダンなシンセ・サウンドによって構築された近未来型エレクトロ・ワールドが広がる。
サウンド・タイプ的には、Negative FormatDubokあたりを髣髴とさせる。
玄人ウケしそうな芸術的EBM/Electroサウンドがここに!!

Alexey Boytsov – vocal, programming
Vladimir Sokoushin – programming
Valentina Vekshina – drums
Alexander Nevsky – guitars

試聴はこちらで。
http://www.myspace.com/thepulsar



The-PulsarTransformation of the Flight
★★★★☆(★・・・5点満点)

Track List:
01. Loosing My Control 6:35(My Favourite Song!)
02. Heading to the Sky 6:50
03. Take a Step 4:40
04. Listen to Me, Wind 7:35
05. the Answer Is Down the Road 7:57
06. One Has to Die 6:06
07. You Are Not a Sleep 6:04
08. Transformation 5:54
09. Time Is Healing 8:32
10.  Soul 8:24
11. Again 5:31
12. Higher Than Sky 5:41


2013.04.29 Monday 00:01
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Mesh「Automation Baby」



UKの大人気Synth-PopユニットMeshが、待望の最新アルバム「Automation Baby」をMetropolis Recordsよりリリース☆
Mark HockingsRichard Silverthornによる二人組ユニットのMeshだが、1996年リリースのデビューEP「Fragile」から、常にSynth-Popシーンのトップ・ランナーとして活躍してきた。
Depeche Modeフォロワーの中でも一際輝きを放ち、常にハイ・クオリティな作品をリリースしてきた彼ら。
そして、ここにオリジナル・アルバムとしては約3年振りとなる「Automation Baby」を満を持してリリースしたのである。
タイトル曲「Automation Baby」を初め、先行シングル曲「Born To Lie」を含めた全14曲入り。
期待通りの哀愁系美メロが秀逸なMeshカラー一色に染め上げられたSynth-Popサウンドと、Mark Hockingsのエモーショナルでカリスマティックな歌声が繰り広げるポップ・ソング集。
ヘタな冒険心や奇をてらうといった既定路線から外れるような事無く、Mesh節とも言えるメロディ重視の哀愁系Synth-Popサウンドに、遊び心としてDubstepの要素を少し加えたりはしているが、全てのMeshファンに奉げる最高の一作となっている。
また、クレジットを見ると、あの名プロデューサーOlaf Wollschlägerがプロデュースしている点も見逃せない。
何故、彼らの曲を聴くと、こんな心が落ち着くのだろう。
安堵感にも似た温かい気持ちが生まれ、ゆったりとMeshサウンドに浸かるこの時間が最高の至福の刻(とき)♪♪

Mark Hockings (vocals, guitars, keyboards, programming, lyrics)
Richard Silverthorn (keyboards, programming)

試聴はこちら。
http://www.myspace.com/meshwecollide



MeshAutomation Baby
★★★★★(★・・・5点満点)

01. Just Leave Us Alone
02. Taken For Granted
03. You Want Whats Owed To You
04. Automation Baby(My Favourite Song!)
05. AB Incidental No.1
06. This Is The Time
07. The Way I Feel
08. Adjust Your Set
09. Born To Lie
10. AB Incidental No.2
11. Flawless
12. Never Meet Your Heroes
13. When The City Breathes
14. You Couldn’t See This Coming
 



2013.04.28 Sunday 00:01
Synth-Pop comments(0)
A7IE「Tabula Rasa」



タブラ・ラーサ=白紙状態・・・・・経験主義の比喩として用いられるラテン用語だ。
French Dark-ElectroユニットA7IEの最新作は、そんな含蓄のあるタイトルを冠した作品である。
ハンガリーのインダストリアル・レーベルAdvoxya Recordsよりリリースされた「Tabula Rasa」。
ミドル・テンポ中心のグロテスクなHarsh Electronic Beatsと、gyomのBrutalなDistorted Voicesによるサイコパスな音像こそ、本作の正体だ。
聞くも無残な惨劇を物語るトラジックな旋律を刻み、破滅的な世界観を映し出すマッドなDark-Electroサウンドに、一様に恐れ戦き、救いを請うだろう。
阿鼻叫喚の地獄絵図が広がるA7IE最新作「Tabula Rasa」・・・・・そこに救いなど存在しない。
また、:Wumpscut:の名曲「Embryodead」のRemixがシークレット・トラックとして収録されている。

gyom : music & programmings

試聴はこちらで。
http://www.myspace.com/a7ie



A7IETabula Rasa
★★★☆☆(★・・・5点満点)

01. Mort 5:04
02. Rise 4:22
03. Made of Wrath 5:19
04. the Only Man in the World 5:44
05. Into the Void 5:29
06. Malade 5:43
07. Lullaby of Pain 7:25(My Favourite Song!)
08. No 4:58
09. Rain 5:00
10. Tabula Rasa 1:54
11. End of a Lifetime 6:32
Hidden Track:
12. Embryodead (A7IE Remix of :W:) 6:54


2013.04.27 Saturday 00:01
Dark-Electro/Terror-EBM comments(0)
Ayria「Plastic And Broken EP」



Jennifer Parkinによる大人気女性ソロ・ユニットAyriaが、最新EP「Plastic And Broken EP」をAlfa Matrixよりリリース☆
リード・トラック「Plastic Makes Perfect」では、タイトでグルービーなEBMサウンドをバックに、艶のある甘美な毒を孕んだJennifer Parkin嬢の歌声が実にチャーミングで刺激的。
対して、次曲の「Missed The Mark」では、Synth-Popテイストのメロディアスでポップなエレクトロ・サウンドと、エモーショナルでコケティッシュな歌声がとても心地良い。
Remix陣では、Project Pitchforkを初め、FRONT 242Daniel B.も参加。
そろそろアルバムをと、誰もが期待して止まないAyriaの魅力を詰め込んだ最新作「Plastic And Broken EP」☆
オススメです♪♪

試聴はこちらで。
http://www.myspace.com/ayria



AyriaPlastic And Broken EP
★★★★☆(★・・・5点満点)

01. Plastic Makes Perfect 04:34(My Favourite Song!)
02. Missed The Mark 04:26 
03. Plastic Makes Perfect (komor Kommando's imperfection mix) 04:26 
04. Missed The Mark (Project Pitchfork mix) 05:01  
05. Plastic Makes Perfect (Daniel B. Prothese mix) 04:15  
06. Hunger (Dimension Flux mix) 05:55 
07. Missed The Mark (Junksista mix) 04:06


2013.04.25 Thursday 00:01
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Delica-M「The Edge Of Reach」



約2年振りの新作となる7曲入りEP「The Edge Of Reach」をリリースしたCanadian EBM/ElectroユニットDelica-M
クレジットを見ると、紅一点であるEmily嬢が脱退したようだ。
さて、最新作「The Edge Of Reach」だが、基本的な路線は変わらず、EBMとSynth-Popとの狭間の中で展開されるグルービーでメロディアスなエレクトロ・ワールドを展開する。
Hermのエモーショナルな歌声は、どこか憂いを帯びた渋さを孕んでいる。
ベース・ラインは、あくまでもEBM/Electroテイストのものを使用することによって、トリッキーな躍動感を生み出し、歌メロはSynth-Popライクなポップでメロディアスさに特化したモノに終始している。
まだまだ、知名度の低いDelica-Mだが、個人的には、かなりプッシュしたいアーティストの一つだ。

Herm: vocals, keys
Rich: guitar
Steve: stunt keys

試聴はこちらで。
http://www.myspace.com/delica



Delica-MThe Edge Of Reach
★★★☆☆(★・・・5点満点)

01. Life in Pictures(My Favourite Song!)
02. Five Seconds
03. Mean Something (2012)
04. We Are Fire
05. Trouble with You
06. Erase Me
07. Thief


2013.04.24 Wednesday 00:01
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Aircrash Bureau「Pack Leader」



Infacted Recordingsより、Robotiko Rejectoに続いて、Zoth Ommogに所属していた古参EBMユニットAircrash Bureauが、なんと23年振りとなるオリジナル・アルバム「Pack Leader」をリリース★
デビュー当時こそ、F. Schmidt (electronics)、Stephan Kessler (voice & programming)、Michael Will (electronics & drums)の三人組ユニットとして活動していた。Aircrash Bureau
現在は、Stephan Kesslerのソロ・ユニットなってしまったAircrash Bureauだが、最新作「Pack Leader」で見せるサウンド・スタイルは、23年前と全く変わる事のないダークでマシーナリーなEBMサウンドを展開する。
サウンド自体は、さすがにモダンなエレクトロ・サウンドで構成されているが、グルービーでタイトなベース・ラインを基軸にしたアグレッシブなGerman EBMサウンドは、90年代のインダストリアル・シーンをリードしたZoth Ommog時代を思い起こさせるモノだ。
マニアウケ必至とも言えるAircrash Bureau最新作「Pack Leader」。
DAFのカバー・ソング「Als Wär's das Letzte Mal」も収録。

Stephan Kessler - Vox + Electronics



Aircrash BureauPack Leader
★★★★☆(★・・・5点満点)

Tracklisting
01. Caesium-Prelude
02. Leitmotiv
03. Zerstörer der Welt(My Favourite Song!)
04. New Citizen
05. Achtung! Achtung!
06. The Voice
07. Kalte
08. Seventy/nine
09. Als Wär's das Letzte Mal
10. Trapped
11. Proximus 


2013.04.23 Tuesday 00:01
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Pittersplatter「Frozen」



Electronic Nightmare Musicというキワモノ好きにはたまらない、素敵な音楽性でゴブリンのフェイス・マスクを被る奇怪なアーティストPittersplatterが最新アルバム「Frozen」をMutant-E Recordsよりリリース★
聴けば聴くほどLeaether Stripを髣髴とさせる、クセになりそうなダーク・メロディが印象的なサウンド・メイク。
オカルティックなEBM/Electroサウンドは、90年代に横行した不気味なDark EBMサウンドそのものであり、当時の悪夢が甦る、そんな怪奇電撃音楽なのだ。
Leaether Stripが好きなリスナーは、間違いなくツボに嵌るだろう。

Worm Splatter: Founder, all songs, all vocals, synths, keys, programming, percussion, concepts, imagery

試聴はこちらで。
http://www.myspace.com/pittersplatter



PittersplatterFrozen
★★★☆☆(★・・・5点満点)

01. The Dark
02. Frozen(My Favourite Song!)
03. Mummies And Music Boxes
04. The Devil Made Me Do It
05. Desolate
06. Glory
07. Throwing Bones
08. With Blackest Magick
09. The Waking


2013.04.21 Sunday 00:01
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Pyrroline「Ruins Outlast」



Electro Aggression Recordsより、90's EBMファンのマニア心を擽る作品が登場!!
ArnteことMartin KrausSimone Crnjak嬢による男女二人組ユニットPyrrolineが最新アルバム「Ruins Outlast」をリリース★
Mentallo & the FixerIndividual TotemFront Line Assemblyあたりを模倣した陰鬱なDark EBMサウンドを展開するPyrroline
とは言え、冷たく無機質なまでのDark EBMな世界観に固執することなく、「Againや「Incomplete」、「Only Living」では、Schmoun嬢が美しい歌声によるTrip-Hop/Downtempoな音世界で一服の清涼剤を与えてくれる。
しかし、あくまでも本流は、冷徹とも言えるソリッドな90's Dark EBMサウンドであり、その緻密な構築美は、聴く者を魅了する技巧が光るモノ。
前述したMentallo & the FixerIndividual TotemFront Line Assemblyあたりが好きなリスナーには、速やかに受け入れられるPyrroline最新作「Ruins Outlast」だ。

Martin Kraus (Programming, Production, Vocals)
Simone Crnjak (Music, Lyrics, Keys, Vocals)

試聴はこちらで。
http://electroaggressionrecords.bandcamp.com/



PyrrolineRuins Outlast
★★★☆☆(★・・・5点満点)

01. Disobedience
02. Effulgent
03. Precious Time (feat. Michael Renfield)
04. Again(My Favourite Song!
05. The Round
06. An Animal
07. The Enclave
08. Ruins Outlast - Cultures Fall
09. Incomplete
10. Worlds Sorrow
11. Godmode
12. Only Living (The Holocaust Humanity Cover Song)
13. Ultranova (Outro)
14. Effulgent (Red+Test Remix)
15. Disobedience (Jihad Remix)


2013.04.20 Saturday 00:01
EBM comments(0)
Psyche Corporation「Crypts & Codes」



Psyche Chimère嬢によるソロ・プロジェクトPsyche Corporationが最新アルバム「Crypts & Codes」をリリース★
東洋系のルックスと、エレガントでエキゾチックな歌声、そして、Neo Classical/Darkwave/Etherealな要素で構成されたSteampunkな音世界で優雅に舞うディーバだ。
どうしても、Emilie Autumnを引き合いに出してしまうのだが、まるでミュージカルのようなドラマティックで荘厳なサウンド・メイクは、 まるでEmilie Autumnの音世界とダブる。
妖しい暗黒童話をPsyche Chimère嬢が妖艶華麗に紡ぐ様に、リスナーは魅入られたかのように余計な所作をなくし、ジッと聴き入ることだろう。
文句なしの★5つの傑作「Crypts & Codes」。
Emilie Autumn好きな方は、速攻、マスト・バイ!!

Psyche Chimère - Vocals, programming

試聴はこちら。
http://psychecorp.bandcamp.com/album/crypts-codes



Psyche CorporationCrypts & Codes
★★★★★(★・・・5点満点)

01. Lost My Love 01:52
02. Whirring World 02:51(My Favourite Song!)
03. Jewels 03:21
04. Pound of Flesh 03:28
05. Lock 04:32
06. Nightmares 03:37
07. Oh 04:39 
08. Sink In 03:44
09. Strange Machine 04:25
10. Oh (Remix)  5:07  
11. The Ceiling (Live)  4:02 
 


2013.04.19 Friday 00:01
Steampunk/Neo Classical comments(0)
Ruined Conflict「ARMOR」



ポストVNV Nationの最右翼Ruined Conflictが最新アルバム「ARMOR」をリリース☆
ここまでVNV Nationサウンドに追随したアーティストがいただろうか!?
モダンなEBMサウンドと、Future-Popサウンドの劇的なフュージョン。
1曲でも聴けば、Ruined Conflictが目指すサウンド・スタイルが鮮明に分かる筈だ。
キャッチーでメロディアスな歌メロと、グルービーなビート感、そして、Future-Pop特有の上昇系リード音を駆使し、時にはドラマティックなオーケストレーションを魅せつける。
Xavier Moralesの歌声も、まるでVNV NationRonan Harrisばりの色気のある低音ボイスで、実にエキサイティング。
American Future-Popユニットと言えば、Assemblage23の名がまず浮かび上がるだろう。
近い将来、間違いなくRuined Conflictの名も刻まれることになるだろう。
今月、イチオシの作品である事は言うまでもない!!

Xavier Morales : Vocals and Composer
Eric Holzer : Live Programming

試聴はこちら。
http://ruinedconflict.bandcamp.com/



Ruined ConflictARMOR
★★★★★(★・・・5点満点)

01. Haven
02. Failure(My Favourite Song!
03. Treason
04. Conflict Play
05. DefiancePlay
06. Military Industrial Komplex
07. Impulse
08. We Will Be Heard
09. United We Stand and Fall
10. Anthem
11. Until the End
12. Sanction
13. Troubled Game of Life
14. Great Deceiver Treason




2013.04.17 Wednesday 00:01
Future-Pop comments(0)




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