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Industrial/EBM/Electro/Dark-Electro/Electro-Goth/Industrial-Metal/Industrial-Rock/Future-pop/Synth-Pop/Trip-Hopといった世界中のアングラ・マニアックなサウンドをご紹介する暗黒日記でございます。
■ Epochate「Chronicles Of A Dying Era」
イタリアの大人気Industrial-RockバンドDope Stars Inc.のボーカリストVictor Loveと、同じイタリアのNoras Blake (Spineflesh/Edenyzed)によって結成されたEpochateが、待望のデビュー・アルバム「Chronicles Of A Dying Era」をMetropolis Recordsよりリリース★ 特に、Dope Stars Inc.のVictor Loveは、プロデュース業も精力的にこなし、Latexxx Teens「Death Club Entertainment」、Enemies Of The Sun「Heartless EP」、Neon Synthesis「Alchemy Of Rebirth」、Richard Christ「Richard Christ」といった質の高いIndustrial-Rockバンドのプロデュースを行った。 この二人がタッグを組んだ夢のようなユニットだが、超攻撃的なIndustrial-Metal/Industrial-Rockサウンドで攻め込んでくると思いきや、重厚で壮大なオーケストラをバックに、Victor Loveがエモーショナルに歌うという劇的なサウンドを展開。 勿論、適度なIndustrial-Rockサウンドや効果的なElectroサウンドを配しながら、ドラマティックに展開するという新次元のProgressive Industrial-Rockサウンドを実現している。 原始の打楽器のような太古の熱いビート感を感じさせるリズム隊が実に印象的だ。 まさしく、Victor Loveの新機軸を見せ付けるEpochate「Chronicles Of A Dying Era」は必聴の一作だ。 また、Victor Loveの本プロジェクトDope Stars Inc.が4月に最新作「Criminal Intents/Morning Star」のリリースを控えている。 こちらも要チェック!! 試聴はこちらで。 http://www.myspace.com/epochate Epochate「Chronicles Of A Dying Era」 ★★★★★(★・・・5点満点) 01. Chronicles Of A Dying Era ■ Tenek「Stateless」
かつて、あのUSのSynth-PopレーベルA Different Drumからデビューした人気Synth-PopユニットThe Nineのボーカリストとして活動し、現在はUKの大人気Synth-PopユニットMeshのメンバーとして活躍しているGeoff Pinckney。 そのGeoff Pinckneyが、Pete Steerとタッグを組んで始動したプロジェクトが、Tenekという名のSynth-Popユニットである。 2007年には、デビューEP「Tenek EP」をリリースし、2008年には、CDS「Where's The Time?」、そして2009年2月には、CDS「Submission」をリリース。 そして、満を持して、シングル2曲を含むフル・アルバムとなる最新アルバム「Stateless」をリリース★ 元々、その歌唱力に定評のあったGeoff Pinckneyの男の色気のある歌声が、ダンサブルなSynth-Popチューンに合わせて、パワフルでクオリティの高いTenekサウンドを展開しています。 久々に聴いた、妥協を許さぬカッコイイSynth-Popサウンドを聴きました!! オススメです☆ Geoff Pinckney - Vocals, Programming, Synths & Bass Peter Steer - Vocals, Guitar, Bass, Synths & Programming 試聴はこちらで。 http://www.myspace.com/tenekuk Tenek「Stateless」 ★★★☆☆(★・・・5点満点) 1 Breakdown (4:10) (My Favourite Song) 2 Submission (Album Version) (4:26) 3 If I Should Fall (Album Version) (4:21) 4 Where's The Time? (Album Version) (4:22) 5 All The Same (4:24) 6 Fatality (2:52) 7 I Don't Cry (For You) (3:51) 8 Less Is More (4:34) 9 State Of Mind (Album Version) (4:26) 10 Stateless (5:52) 11 Sombre Friday (4:11) ■ Lujhboia - 4曲入りFree EP
アルゼンチン共和国が生み出したAggressive Electro Dark MusicユニットLujhboiaが、リリース予定の最新アルバム「I hate you and you haven't realised yet」から、収録曲4曲を先行Free EP作品としてリリース★ 非常に質の高い攻撃的なDark-Electroサウンドで、耳の肥えたDark-Electroファンの間では既に話題になっていたユニットだ。 4曲と言えども、その中身は大満足の出来!! 必ずや、Grendel、The Retrosic、Agonoizeらと肩を並べるだけのクオリティの高さを誇った作品だ。 メランコリック&メロディアスなリード音が実に印象的ながら、Rodrigo Demenciaの残忍性が垣間見える兇暴なDistorted VoicesとHarsh Electroが脳髄を支配する。 快と不快の狭間を行く、聴き心地のいいドス黒い電子旋律がLujhboiaの最大の魅力だ。 尋常ならざるダーク・フォースに、リスナーは全く抗う術を失うだろう。 昨年リリースされたアルバム12曲入りサード・アルバム「Sendero de Panico」は、完全フリー・ダウンロードというリスナーにとっては嬉しい限りだが、個人的にはCDとしてリリースして欲しかった。 最新アルバム「I hate you and you haven't realised yet」は、是非、CDとしてリリースして戴きたいと切に願う。 Rodrigo Demencia (Rodem) : composer, voices, keyboards and programming. 1.Silenciando la Ira(My Favourite Song) ■ Forma Tadre「Navigator」
Andreas Meyerによるソロ・プロジェクトForma Tadre。 1996年、ドイツのOFF BEATよりリリースされたデビュー・アルバム「Navigator」をご紹介したい。 緻密に編み上げられたAmbient/IDM/Electroサウンドによって構築されたサウンドトラックのような作品こそ、Forma Tadreの「Navigator」である。 その音色は、極めて冷たく、クリスタル細工のような細やかな音作りで、静謐な音空間を演出する。 それは、初期のHaujobbのサウンドに酷似している。 また、2008年には、デジタル・ダウンロードアルバムとして、「The Music of Erich Zann」をリリースしている。 試聴はこちらで。 http://www.myspace.com/formatadre Forma Tadre「Navigator」 ★★★☆☆(★・・・5点満点) 1 Navigator (Part One) (4:50) ■ Julien-K 最新PV「Kick The Bass」
■ Julien-K「Death To Analog」
■ Myspace From JPにて
■ Yendri「Broken World」
ダークプリンセスNina Maya嬢によるソロ・ユニットYendriが、最新アルバム「Broken World」をMental Ulcer Forgesよりリリース★ 毎年、コンスタントに新作をリリースしているYendri。 しかし、通算8枚目となる最新アルバム「Broken World」では、些か趣を変えてきているように感じられる。 前作「Dreams Of An Undead Girl」では、キャッチーでメロディアスというポップな色彩をYendriサウンドに滲み込ませてきたが、今作では今までに無い"攻めの強さ"を感じるのである。 勿論、Yendri特有のミステリアスなDark-Electro/Electro-Gothサウンドは健在だが、引きの部分が強かった作風から、起伏のある"押し"と"引き"の部分がバランス良く配された作風へと、イメチェンを遂げている。 冷ややかな透明感のあるNina嬢のボーカルは、情緒不安定さすら感じさせる危うさを感じる。 月下の森に咲く一輪の華・・・・・・風に揺られ、一片の花弁が宙空を舞う。 そんな幻想的な映像を脳裏に思い描かせる可憐なゴシック・ワールドが「Broken World」だ!! Nina Maya(Music, Lyrics, Vocals, Programming, Sampling, Engineering, Mixing, Artwork, Photography, CG, and all the other stuff...) 試聴はこちらで。 http://www.myspace.com/yendri Yendri「Broken World」 ★★★★☆(★・・・5点満点) Tracklisting ■ Ncor「Tiefenrausch」
ドイツのEBM/ElectroユニットNcorのデビュー・アルバム「Tiefenrausch」(2003年リリース作品)をご紹介★ Apoptygma Berzerkにインスパイアされたということもあり、Future-Popな要素を含んだダンサブルなEBM/Electroサウンドを展開。 全曲ドイツ語のゲルマン魂を感じるソリッドなElectro Beatsが実に刺激的だ。 現在のところ、2005年リリースの「Nimm Mich」を最後にリリースがないが、是非、最新作のリリースが待ち遠しいバンドのひとつだ。 試聴はこちらで。 http://www.myspace.com/ncor Ncor「Tiefenrausch」 ★★★☆☆(★・・・5点満点) 1 An Dunklen Tagen (3:20)(My Favourite Song) 2 Das Biest (3:19) 3 Das Lied (3:38) 4 Schwarz (3:38) 5 Elektrowelt (3:27) 6 Tragödie (3:19) 7 Was Ist Wahr (3:45) 8 In Die Einsamkeit (3:21) 9 Kontraste (3:07) 10 Silver Surfer (3:35) 11 Teufel Lacht (3:57) 12 Seelenschmerz (3:50) 13 Dunkle Seite (3:14) ■ Psychopomps「Fiction Non Fiction」
ドイツのインダストリアル・レーベルZoth Ommogより、Leæther StripのClaus Larsenのプロデュースを受けて、デビュー・アルバム「Assassins DK United」でデビューしたPsychopomps。 ポストLeæther Stripの最右翼として目されていたユニットだが、後にゴリゴリのIndustrial-MetalサウンドとHarsh EBMサウンドの融合によって、重量級の攻撃性を武器に、独自のPsychopomps色を生み出し、絶大な人気を博していた。 今回、ご紹介するのは、彼らのラスト・アルバムとなる1997にリリースされた「Fiction Non Fiction」である。 それまでの過激な攻撃性を特長としていたHarsh EBM/Industrial-Metalサウンドから、全く真逆とも言えるアコースティック・ギターや、軽快なエレキ・ギターをメインにしたメロディアスなロック・テイストたっぷりのサウンドを披露。 Jesper Schmidtのバイオレンスさ剥き出しのDistorted Voicesから、全くの別人かと思ってしまうようなNormal Voicesで歌っている点も注目だ。 Psychopompsファンのみならず、インダストリアル・ファンから、総スカンを喰らった駄作として有名な作品だ。 ただ、個人的にはかなり好きな作品であり、Psychopompsというネーム・バリューが無ければ、それなりの評価を受けた作品だったのではないか? Jesper Schmidt (vocals, keys, synths and computers, programming) Flemming Norre Larsen (programming, lyrics, graphic design) 試聴はこちらで。 http://www.myspace.com/psychopomps Psychopomps「Fiction Non Fiction」 ★★★☆☆(★・・・5点満点) 1 Falling (5:40)(My Favourite Song) 2 The Infinite Road (6:42) 3 Sweet Taste Of Love (4:35) 4 Unfold (4:45) 5 I Love You Love Me Love (3:45) 6 Ace (7:06) 7 Spirit In The Sky (4:11) 8 Shine (5:06) 9 Venus In Furs (5:20) 10 Black Out (3:46) |
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