Industrial/EBM/Electro/Dark-Electro/Electro-Goth/Industrial-Metal/Industrial-Rock/Future-pop/Synth-Pop/Trip-Hopといった世界中のアングラ・マニアックなサウンドをご紹介する暗黒日記でございます。
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2020.09.06 Sunday
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Miriamインタビュー


それは、天空から舞い降りた天使の囀り・・・

繊細且つ優美なエレクトロ・サウンドに装飾され、極上のTrip-Hop/Darkwaveサウンドを紡ぎだす・・・

そのサウンドは空間的な広がりを見せ、聴く者の耳朶を、時に優しく、時に妖しく、時に刺激的に転がす・・・

イタリア発、Miriamの2nd「When Beauty is Invisible」は、そんなアルバムである。

インタビュー: Loki Helvete(unVolLkomMen/Luciferrot)/翻訳: Kiwamu/監修:Bloodline242


─こんにちは。今年は素晴らしいセカンドアルバム「When Beauty is Invisible」をリリースしましたね。今回のインタビューでMiriamを初めて知る日本のファンも多いと思うので、あなた方の事とMiriamの楽曲のついて紹介してもらえますか?

Daniela: みなさん、こんにちは!Miriamというユニットは、80年代のカルト映画「The Hunger」(デヴィッド・ボウイとカトリーヌ・ドヌーヴによるヴァンパイア映画)にインスピレーションを受けて、私とCarlo Bucciarelliで1998年に結成されたの。映画の中で、Miriamというのは女ヴァンパイアなんだけど、人工的なアングラな雰囲気とか、鮮やかなシーンとかに本当にインスパイアされたの。最低限の器材を揃えて、エレクトロなトラックの上にバンドサウンドを加えるというのが私達のスタイルだと思う。「Arabesque」と「Im Nebel」という二つのデモ音源を作った後に、1stアルバム「Scents」をリリースして、今年は2ndアルバム「When Beauty Is Invisible」をリリースしてるの。私達のインスピレーションの元になるのは広い範囲になるの、アンダーグラウンドな物でいうとCocteau TwinsやCranesから、Massive AttackBjorkみたいな現代的な物も。影響を受けたアーティストの名前を上げてみて思うんだけど、私達の楽曲はユニークでオリジナルな部分を確立していて、現代的なエレクトリックな要素にエンジェリックなボーカルが溶け込んでいるの、それにエレキギターが乗っている感じ。こんな感じで今までの作品を作って来ているの。

─あなた方の曲は様々な方法と手段を使って感情を表現しているようですね。もし誰かにMiriamの音楽を紹介するとすれば、どんな感じになりますか?

Daniela: ジャンル名とか他のアーティスト名を出さないでMiriamの音を説明するのは難しいわね。曲と歌詞を使って内なる感情を表現しているの。感情とイメージね。聞いてくれた人の心を開いて、想像上でしか見れないような物を見せてあげれたらと思っているの。エレクトロな音で、私達の世界観の温かい色から寒い色までを表現するの。歌詞はとても空想的な私にしか書けない物になっていると思うから、私達は他のアーティストとMiriamを比較してみたりとかはしないの。

─あなた方は小さい頃にクラシック等の音楽教育のような物は受けましたか?

Daniela: Carloは若い時にクラシックギターを習ってたわ。私はずっと音楽を聞いていただけだったけど、最近歌のレッスンを受けたりもしたわ。でも普通の音楽的なアプローチはしないわ。基本的には本能のまま、自分達のスタイルを作って来てると思うの。

─いままでどんな音楽に影響受けてきましたか?どんなバンドを聞いてきましたか?

Daniela: 私達は80年代のダークでニューウェーブが始まったころの音楽を聞いて育ってるの、影響を受けたのはThe Cure, Depeche Mode, Killing Jokeのような大きなバンドや、David Bowieロキシーミュージックといった古典的な物ね。特に私達の中で大きなのは、Schillerからエレクトロな雰囲気を、Goldfrappから革新的な要素を、Archiveからは深い内省的な要素を取り入れているわ。

Miriamの音楽には神秘的で不思議な魅力がありますね。霊的なものは信じていますか?もしそうなら、音楽を表現する上でとても大切ですよね?

Daniela: 私達にとって信仰はとても大切だし、神の存在も信じているわ。時々信仰はとても強烈なインスピレーションになるわね。「Endless」はイエスの形骸布(キリストの体が埋められた時に使われた布)を表現して書いた曲なの。音楽は内なる感情を表現する一番強い表現力のある言語なの。まるで理想的でロマンチックな哲学者のようだけど、音楽は信頼と信仰の扉を開くカギになるの。

─ファンの人達にどんな風に楽曲を聞いてもらいたいと思っていますか?
Daniela: 聞いてくれた人達に私達の感じたままのの感情を伝えたいの、私達の見ている空想の世界を一緒に見て、現実世界の向う側にある物や、想像上の景色を見せれたら良いなと思っているの。こんな風に感じてくれたら、私達の作品の意図が上手く伝わっているって事ね。

─時間を割いていただいてありがとうございました。これからも良い作品を作ってください。日本のファンに最後にメッセージをお願いします。
Daniela: このページでインタビューを掲載してもらえたお陰で、読んでくれた日本のファンの皆さんに私達の事を分かってもらうチャンスができてとても感謝しているわ。是非、私達のMySpaceに来て、耽美的で感覚的な世界を感じて、そこにある曲を聞いて欲しいの。それで意見を聞かせてもらえれば、またこれからの曲作りにもそれが活かされると思う。皆さんの幸せでありますように。それとMiriamとして日本にライブをしに行けたら凄く素敵だと思うわ。

Miriam - Scents

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[Miriam MySpace]
http://www.myspace.com/officialmiriam


[Miriam CDの取扱いの詳細]
Miriamの1stアルバム[Scents]と2nd アルバム[When beauty is invisible]はCURE distributionから発売中です。
http://cure-distribution.seesaa.net/article/41362568.html

2007.12.29 Saturday 21:53
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