つい先日、Artoffact Recordsよりリリースされた△AIMONの最新作「Flatliner」をご紹介したばかりだが、今回は、2011年にリリースされたデビュー・アルバム「Amen」をご紹介したい★
最新作「Flatliner」でも展開された、Witch Houseを軸にIndustrial/Dark Ambient/Ritualなテイストを組み合わせた、実にオカルティックでアトモスフェリックな世界観は、寧ろ、本作「Amen」の方が強い気がする。
Brant Showersの不気味な低音ウィスパー・ボイスは、念仏のように聴こえ、真逆に位置するNancy Lutz嬢の浮遊感のある怜悧な歌声は、ドローンとしたWitch Houseサウンドの上でまるでシルエットのごとく浮かび上がる。
△AIMONが描く、この呪術的なエレクトロ・サウンドは、あまりにもアバンギャルドでミステリアスだ。
しかし、一度、その音楽性に嵌れば、決して、抜け出す事の出来ぬ媚薬のごとき魅力に翻弄されるだろう。
レビュアーである私も例外ではなく、この得体の知れぬ音世界の虜となった憐れなる犠牲者の一人として書き記すものとする。
試聴はこちら。
http://soundcloud.com/aaimon
△AIMON「Amen」
★★★★☆(★・・・5点満点)
01. PURE
02. amen(My Favourite Song)
03. Maasym
04. HOLY LOVE
05. A SCREW (HOLY MONEY)
06. ○+☆≋□
07. EXU REI
08. amen (everything at once within)