ロシアのElectro-Goth/DarkwaveユニットPurple Fog Sideが、最新アルバム「The Discord」をリリース★
通算8枚目となる本作。
幻想的且つ退廃的なElectro-Goth/Darkwaveワールドを展開してきたPurple Fog Sideだが、最新作「The Discord」では、様々な変化が見られる作品となっている。
美しくメランコリックな色彩が秀逸なPurple Fog Sideサウンドに、Synth-Pop/Dreampop/Etherealといったポップな色彩が加わり、音の世界観が格段に広がったこと。
そして、最大の変更点は、今までPurple Fog Sideの歌姫として君臨してきたNika Yakovleva嬢に代わり、新しいボーカリストとしてLaly Fox嬢にメンバーチェンジしたことだろう。
包容力のある透明感のあるエンジェリック・ボイスの持ち主だったNika Yakovleva嬢の存在感が抜群だっただけに、新しい歌姫を迎えたことにより、今まで築き上げてきたPurple Fog Sideという世界が瓦解するのでは危惧したのだが、最新作「The Discord」を聴く限り、全く杞憂に終わりそうだ。
Nika Yakovleva嬢と比較しても、全く遜色のない美しいエンジェリック・ボイスを披露するLaly Fox嬢。
憂いすら感じさせる美声に、格調高いミステリアスなPurple Fog Sideサウンドが絶妙に絡み合う。
ラスト・トラック「Losing My Religion」では、キャッチーでダンサブルなSynth-Pop/Discoテイストのサウンドで鮮やかに終幕を迎える。
Bel CantoやCocteau Twinsあたりが好きなリスナーは、要チェックして欲しい快作だ!!!!!
Pavel Zolin - keyboards, guitars
Laly Fox - vocals
試聴はこちらで。
https://skyqode.bandcamp.com/album/the-discord
Purple Fog Side「The Discord」
★★★★★(★・・・5点満点)
01. One Night (4:31)
02. Your Image Alive (5:59)(My Favourite Song)
03. Ashen Sleepwalkers (3:59)
04. When I'm Gone (6:00)
05. Moths (Feat. Requiem4FM) (3:12)
06. Nobody's (5:10)
07. My Faith (5:21)
08. The Garden Of Whispers (3:16)
09. Take Me Away (4:54)
10. Breathe In (5:41)
11. Losing My Religion (4:39)
ここにスペシャル・ユニットが登場!!!!
Future-Pop/Synth-PopユニットNamNamBuluのVasi Vallis、Dark-Electroユニット[S.I.T.D.]のTom Lesczenski、Future-Pop/EBMユニットRotersandのKrischan WesenbergによるSynth-Pop/Future-PopユニットFuture Lied To Usが、待望のフル・アルバム「Presence」 をInfacted Recordingsよりリリース☆
先行シングルともなったオープニング・トラック「Born In Silence」の美しく幻想的なSynth-Popサウンドに、リスナーの心を鷲掴むこと間違いなし。
心の琴線にソフトタッチする、浸透率の高いメロディアスなメロディ・ラインが秀逸。
また、フェイバリット・トラック押しの「Drops Of Silver」では、躍動感溢れるスリリングなFuture-Pop/EBMサウンドでテンションアゲアゲだ。
パーカシッブなリズム隊と、クールなエレクトロ・サウンドが奏でるIDMテイストの「Fed By Anger」。
先行シングルとリリースされた「Falling」では、ダイナミックなリズム隊とビート感、そして、ポップでキャッチーなリード・シンセが光るダンサブルな正統派Future-Popナンバー。
そして、しっとりと聴かせるクーリッシュな哀愁系Synth-Pop/Electroトラック「Surrender And Pain」。
一転して、肉感的なビート感が暗躍するダークなEBM/Future-Pop/Synth-Popサウンドの「Suffocate」。コーラス・パートでは、転じて、解放感のあるキャッチーな歌メロで一驚喫するだろう。
メロウなSynth-Popトラック「Lost」と「Blue Light」。
アッパー感のあるアグレッシブなFuture-Popトラック「Embrance A World」。上昇系のリード・シンセの煽りを喰らって、興奮度は最高潮だ
そして、終幕を告げるに相応しいラスト・トラック「Faded Faces」。
オープニング・トラック「Born In Silence」と同様、美しい旋律が奏でる幻想的なSynth-Popサウンドと、哀愁系の歌メロによって展開される秀作。
賛辞の言葉しか浮かばない、そんな名盤の登場に拍手!!!!!
試聴はこちらで。
https://infactedrecordings.bandcamp.com/album/presence
Future Lied To Us「Presence」
★★★★★(★・・・5点満点)
01. Born In Silence 5:53
02. Intentions And Mask 4:49
03. Drops Of Silver 5:12(My Favourite Song)
04. Fed By Anger 3:36
05. Falling 4:56
06. Surrender And Pain 4:09
07. Suffocate 5:25
08. Lost 4:09
09. Blue Light 4:18
10. Embrance A World 5:04
11. Faded Faces 5:25
EP's
2011 – An Intense Feeling Of Affection (Demo)
2013 - After Dark (Alfa Matrix)
2014 – The Thrill (Alfa Matrix)
2015 - Happy Valentine (Alfa Matrix)
2016 - An Intense Feeling Of Affection, re-issue (Alfa Matrix)
2017 – Lament (Alfa Matrix)
Albums
2013 - The House Of Wonders (Alfa Matrix)
2014 - Japanese Robot Invasion (Alfa Matrix)
2018 - Darker Ages (Alfa Matrix)
Ladyhell嬢とCorpus ChristiによるGothic-Rock/Gothic-SynthユニットLovelorn Dollsが、最新アルバム「Darker Ages」をAlfa Matrixよりリリース★
なんて心地良い闇と翳の世界なのだろう。
美しいダーク・エンジェリック・ボイスの持ち主Ladyhell嬢の歌声が宙空に広がり、ドラマティックなシンセ・サウンドでコーティングされた、メランコリックなGothic-Rock/Gothic-Synthサウンドが壮大でデカダンな音世界を構築する。
まるで映画でも見ているような、ミステリアスなストーリー性を感じさせる完成度の高いメモラブルな楽曲群。
ストリングスなども交えながら、展開されるキャッチーでメロディアスな音世界に耽溺する。
素晴らしいという言葉以外にみつからない。
The Birthday Massacre好きなリスナーは、垂涎の一作であることに間違いない大作だ!!!!!
Ladyhell (vocals, Arrangements, Words)
Corpus Christi (Music, Programming, Guitars, Production)
試聴はこちらで。
https://alfamatrix.bandcamp.com/album/darker-ages-bonus-tracks-version
Lovelorn Dolls「Darker Ages」
★★★★★(★・・・5点満点)
01. Darker Days(My Favourite Song)
02. Dead Sea
03. Lament
04. Shining Star
05. Happy Endings
06. Psalms
07. Love Missile
08. Maniac Girl
09. Legenda Natura
10. Another World
オリジナル・アルバムとしては、「Infinite Gaze To The Sun」より実に8年ぶり(2015年にリリースしたサウンドトラック・アルバム「Hexed」を別にして)となる最新アルバム「Perfectly Stranger」 をリリースしたAnders Manga★
Dark Synth-Pop/Gothic-Synth/Darkwaveといったサウンド・エレメントで支配される頽廃的なる闇の世界。
Depeche Modeにも通じるメランコリックなメロディ・ラインと、Anders Mangaの渋い低音ボイスが聴く者を魅了する。
Anders Mangaの歌唱力が際立つタイトル・トラック「Perfectly Stranger」。
沈み込むようなメランコリーさを含む哀愁系のDark Synth-Popサウンドだ。
総じて、スキャリーでスプーキーな不気味さも醸し出しつつ、ダーク・ポップなメロディ・ラインが実に美味。
ダーク・サイドの魅力が詰まったAnders Manga最新アルバム「Perfectly Stranger」 。
文句なしの★5つ!!!!!
試聴はこちらで。
https://andersmanga.bandcamp.com/album/perfectly-stranger
Carlos MarzanoとCliff CageによるEBM/Electro-IndustrialユニットHypoFixxが、最新アルバム「Symbiosis」 をリリース★
硬質感のあるソリッドなEBM/Electro-Industrialを展開するHypoFixx。
重厚感のある攻撃的なEBM/Electro-Industrialサウンドが脳髄を刺激するタイトル・トラック「Symbiosis」。
トランシーなリード・シンセがクセになるダンス・フロアウケ必至の「Electrified」がお気に入り。
Dark-Ambient/Experimental/Industrialサウンドによる不気味なインスト・トラック「Bedevil」。
ESRあたりを思わせるマシーナリーな冷徹なるEBM/Electro-Industrialサウンドがグッとくる「Alternative Facts」。
ラスト・トラック「Haunted」では、「Bedevil」に追随するかのような悪夢が訪れる。
Witch-House/Dark-Ambient/Experimental/Industrialによる死の音像。
ただひたすらに不気味。
バリエーションに富んだHypoFixx最新アルバム「Symbiosis」 。
要チェック!!!!
試聴はこちらで。
https://hypofixx.bandcamp.com/album/symbiosis
試聴はこちらで。
https://rabbitjunk.bandcamp.com/album/rabbit-junk-will-die-meditations-on-mortality
Aesthetic Perfectionに繋がりで、こんなニュー・カマーを紹介したい。
Jacquelyn Dady嬢によるEBM/EDMユニットNyxx。
Aesthetic Perfectionをフィーチャリングした最新シングル「Voodoo (feat. Aesthetic Perfection) 」 をリリース★
アメリカでの音楽的評価は、“Britney Spears meets Nine Inch Nails.”とか、“A female Rob Zombie.” とか称されているようだが、サウンドを聴く限り、今回、作品に大きく関わっているDaniel GravesのAesthetic Perfectionにかなり酷似している。もしくは、Alfa Matrix所属のAyriaあたりに近いサウンド・タイプかもしれない。
エロティックな歌い回しの妖艶な歌姫Jacquelyn Dady嬢の歌声と、グルービーなEBM/EDMサウンドと、陰鬱なGothic感が加わった独特のサウンド・メイク。
本作の他にも、2016年にEP「Nightmare [EP]」、2014年にシングル「Wicked」とリリースしているが、かなり不気味で禍々しいタイトルがズラリ。
そして、是非、「Voodoo (feat. Aesthetic Perfection) 」 のPVも視聴して頂きたい。
Aesthetic PerfectionのDaniel Gravesが大々的に出演する力作となっている。
今後の動向に注視したい女性アーティストNyxxに熱視線だ!!!!
試聴はこちらで。
https://nyxxnyxxnyxx.bandcamp.com/album/voodoo-feat-aesthetic-perfection
ロサンジェルスを拠点に活動する大人気EBM/ElectroユニットAesthetic Perfectionが、最新シングル「Ebb and Flow」 をリリース★
常に完成度の高い楽曲を提供し続けるAesthetic Perfection。
初期の頃こそ、アグレッシブでバイオレンスなEBM/Dark-Electroサウンドを展開していたが、作品を重ねるごとに、歌メロ重視の心地良いビート感が支配するEBM/Electroサウンドにシフト・チェンジを行ってきた。
自身の音楽性を"Industrial Pop"と称している点からも分かる通り、従来のIndustrialというカテゴリーにポップ感を加えたDaniel Gravesのセンスが光る作風が近年の特徴と言えるだろう。
最新シングル「Ebb and Flow」 では、そんな"Industrial Pop"感を推し進めた強烈な一曲となっている。
EBMとEDMが融合した、ダンサブル且つメロディアスなトラックと、Daniel Gravesのエモーショナルな歌声が際立つ秀作だ。
また、カップリング・トラック「Bye Bye Bye」は、あのアイドルグループNSYNCの曲をカバー。
哀切感募るメランコリーな旋律と、Daniel Gravesのボーカル力が十二分に発揮された名曲カバーだ。
いや、ほんと聴かせるなぁ〜♪♪♪
試聴はこちらで。
https://aestheticperfection.bandcamp.com/album/ebb-and-flow-single
試聴はこちらで。
https://xorcist.bandcamp.com/album/new-release-god